検査結果が出るまでの不安
侵入奇胎の疑いがあると言われてから、私はMRI、CT、レントゲンの検査を受けることになりました。
「もし肺や脳に転移していたらどうしよう」
そんな不安を抱えながら検査の日々を過ごしていました。
MRI検査では狭い筒の中に入って長時間じっとしていなければなりません。
大きな機械音を聞きながら、
「化学療法になったらどうなるんだろう」
「仕事は続けられるのかな」
そんなことばかり考えていました。
レントゲン検査は短時間で終わりましたが、結果が出るまでは気が休まりませんでした。
職場への相談
検査結果次第では化学療法になる可能性があると言われていたため、
私は早めに職場へ相談しました。
上司には、
「検査結果によっては抗がん剤治療になる可能性があります」
「その場合は休職が必要になるかもしれません」
と正直に伝えました。
まだ正式な診断が出ていない段階での相談でしたが、
万が一に備えて準備をしておきたかったからです。
産業医との面談
会社からの提案で産業医との面談も行いました。
産業医にいきなり「今お子さんは1人ですか?」と聞かれました。
私は胞状奇胎になったので、こどもはいません。
なぜそんなことを聞くんだろう。
私には赤ちゃんがいないのに。
子供を心の底から望んでも産めていないのに。
産業医に違和感を持ちながら、抗がん剤治療をしながら働けるかどうかを
相談しました。
結局、産業医は主治医ではなく、具体的なことは何もアドバイスできないようでした。
私は抗がん剤治療をしながら、働くことを前提に準備を進めました。
初めて行った産婦人科に相談
胞状奇胎にはじめに気付き、大学病院へ紹介状を書いてくれた産婦人科に
「何か困ったことがあれば来てね」と言っていただいたので、
相談に行きました。
hcgの値が下がらない、検査結果を見せました。
私「抗がん剤治療になりますか?」
医師「これは抗がん剤治療だね。」
私「抗がん剤治療しながら働くことってできるのでしょうか?」
医師「抗がん剤治療しながら働くのは、もし○○さんが私の家族なら
抗がん剤治療しながら働くのはやめなさいっていうね」
その後、休職時の傷病手当の額等も確認し、私は化学療法をする場合、休職することを決断しました。
結果を待つ時間が一番つらかった
検査そのものよりもつらかったのは、結果を待つ時間でした。
スマートフォンが鳴るたびに病院からではないかと身構え、
夜になると最悪の結果ばかり考えてしまう。
「転移していたらどうしよう」
「化学療法になったら髪は抜けるのかな」
「仕事は続けられるのかな」
不安は尽きませんでした。
両親には秘密に
両親は健康で、
少し前もちゃんと検診を受けているのか聞かれたばかりで、
自分が抗がん剤治療をする可能性があることも、
手術したことも言えませんでした。
遠方にいて、祖母の介護や仕事で忙しくしていて、
わざわざ伝える必要もない、と思いました。
伝えたとしても助けにくることはできないし、
きっと一人暮らしでも抗がん剤治療されている方はたくさんいるはず。
私は休職の準備と覚悟を決めていきました。

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