腫瘍を探す検査

レントゲン検査

まずは、侵入奇胎の疑いになったときに、胸部レントゲンも受けました。

侵入奇胎は肺へ転移することがあるため、その確認のためでした。

医師から説明を受けたとき、初めて「転移」という言葉を現実のものとして意識しました。

それまで私は、

「数値が下がらないだけ」

だと思いたかったのです。

しかし実際には、肺に病変がないか確認する必要がある状況でした。

レントゲン室へ向かう足取りは重く、不安でいっぱいでした。

レントゲン検査はすぐに終わりました。

CT検査

後日CT検査も受けます。

検査台に横になり、機械の中へ入っていきます。

造影剤を使う説明を受けたときは不安でいっぱいでした。

体が熱くなる感覚がありますよと言われましたが、本当にその通りでした。

注射で造影剤を入れると体があたたかくなっていきます。

検査そのものは短時間で終わりましたが、私の頭の中は不安でいっぱいでした。

「もし腫瘍が見つかったら?」

「どこかに転移していたら?」

そんなことばかり考えていました。

妊娠して赤ちゃんの成長を見るはずだったのに、今は腫瘍を探すための検査を受けている。

その現実が悲しくてたまりませんでした。

MRI検査

MRI検査はさらに緊張しました。

大きな機械の中に入り、長時間じっとしていなければなりません。

検査中は大きな音が響き続けます。

ガンガン、カンカンという音を聞きながら、私は目を閉じていました。

狭い空間の中で考えることは一つだけでした。

「お願いだから何も見つからないで」

でも検査を受けているということは、何かを疑われているということ。

その事実が怖かったのです。

検査が終わった後も結果が出るまで落ち着きませんでした。


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